池上本門寺

日蓮上人が入滅された霊跡、池上本門寺

日蓮上人が今から710年くらい前にあたる弘安5年、10月13日に61歳で入滅された霊跡、それが、池上本門寺です。
住み慣れた身延山に分かれ、病気療養のため、常陸の湯に向かって、その途中、武蔵国池上の郷主、池上宗仲公の屋敷にてお亡くなりになったのです。

法華経を伝える道場として長年栄え続けるようにという願いを込めて長栄山本門寺と名付けられました。
日蓮上人が御入滅されてから、法華経の時数、69と384を合わせて7万坪の寺域を寄進、お寺の基礎が築かれ、依頼、池上宗仲公の池上の名をとり、池上本門寺と呼ぶようになりました。

毎年、10月の三日間、日蓮上人の遺徳をしのび、お会式法要が営まれ、30万人という参詣者がおとずれます。
700年もの間法灯を守り続けているこの池上本門寺は、不況の殿堂として布教活動の源となっている所なのです。

日蓮大聖人の御尊像

池上本門寺には、日蓮上人の御尊像が祀られています。
日蓮上人の七回忌に当たる正応元年に、日特上人と日浄上人が大願主となられ、建立されたものです。
日蓮上人を生前より良く知っている方が丹精込めて作ったというこの像は、日蓮上人の生きておられた姿を丸写しにしているといわれるほどで、生身の御尊像と呼ばれています。

孝養を特に重んじていた日連上人は、その一端がうかがえるエピソードとして、産みの母親の髪を入滅の時まで大切に、肌身離さず持ち続けていたと言われています。
池上本門寺の御本像には左手に御入滅の寸前までお読みになられていたという内典の孝経、法華経第六巻を持ち、反対の右手に御生母の髪を差し入れてあるという払子を持っておられます。
孝養の道を決して忘れることなく、伝承することを願う日蓮上人の御本像は、日々、静かに私たちを見守って下さっています。

池上本門寺にはレストランなどもある

池上本門寺には、朗峰会館と呼ばれる複合施設があり、ここでは、池上本門寺の美しい松涛園を眺めながら食事ができるレストランや研修などを行う施設、さらに会食用の個室などが用意されています。
こうしたところでお食事ができるというのは珍しい事です。
非常に美しい日本庭園を眺めながら、食事ができ、しかも池上本門寺を参詣し功徳を頂くことができるとなれば、行ってみたくなります。

美しい作庭、松涛園

奥庭となっている自然の窪地に作庭された松涛園は、客殿より見る事の出来る美しい景観を持っています。
池泉は豊富な地下水がわき出ており、美しい湧水が絶えずたたえています。

桂離宮や茶道で有名な小堀遠州が作庭したと伝えられています。
江戸時代、各藩がこぞって作庭したといわれていますが、その当時作られていたものがどのようなものなのか、ここに来ればしっかり伝わってきます。