成田山新勝寺

成田山新勝寺のお不動様とは

成田山新勝寺には、真言宗の開祖である空海が祈りを込めて、自らの手で彫刻し開眼されたという御尊像、御本尊不動明王がお祀りされています。
霊験あらたかといわれる御本尊不動明王のご加護を受け、1000年もの間、一度も御護摩の炎を絶やさずに保ち、民の幸福を祈念しています。

御護摩はお不動様の御力、さらに僧侶の祈り、民の祈りが一体となって清浄な願いが現れるといわれます。
開山から1080年を近くに迎え、現在も多くの方々の信仰を集めているのも、お不動様のお力があらたかなものとされるためでしょう。

お不動様の教えは今に伝わる

お不動様の教えは現代にしっかりと継承されています。
奴僕の行はすべてん人たちの苦しみから悟りの世界へ導くというものです。
羂索のおさとしは、お互いに尽くしあい、人々が悪い方向に向かいそうになった時、練り上げてでも正しい道に導いてくれます。

盤石の決意、盤石とは重く大きな石を指します。
盤石の上にしっかりとお座りになっているお不動様はすべての人たちを導きすくいという決意を持っておられます。
何事にも屈しない忍耐力を持ちなさいと励ましてくれます。

燃えさかる火炎は、一瞬たりとも弱くなることのない燃え盛る日の中に織られるお不動様を通じ、日ごろの努力を惜しむことなく精進しなさいと解いています。
ゆるぎなき御心は、自分の力を存分に発揮するため、何が起こっても冷静に、胴ずることなく対応できる不動心を身に着けるよう導いてくれます。
利剣の智慧、お不動様の右手には物事の善悪を見極めるという正しい判断をされる象徴となる剣が握られています。
怒りや愚かさ、おごりという心の迷いを断ち切って真実の自己に目覚めるため、深い洞察力をつけるようにと指導してくれています。

最後に加持力です。
仏様が慈悲を持って守護して下さる力、それに導かれ受け止めようとする信心によって初めて加持力が発揮されるのです。

こうした尊い導きをしてくれるのがお不動様です。
地域の方々、また全国で成田山新勝寺に信仰の気持ちを持っている方々は、こうした教えに導かれながら守護され、日々、幸福な生活ができるように精進されているわけです。

将門の乱を収束させたという成田山新勝寺の御護摩祈祷

天皇に命じられ、平安期に御護摩祈祷を行い、将門の乱を収束させたという成田山新勝寺では、開山以来、ずっと一日も絶やすことなく御護摩滝祈祷を行っています。
成田山新勝寺ではお不動様の元、御護摩祈祷を行うことができます。

護摩木と呼ばれる特別な薪を炎の中に投入し、そこで願い事を清め成就を祈願します。
成田山新勝寺で開山から行われているこの御護摩に参加される方は多く、皆さんここで日ごろを悔い改め、頑張って日々精進できる力を受けています。